enja

ティンバス水素センサ

tin hydrogen sensor 458x519

水素センサは溶融スズあるいは雰囲気ガス中の水素分圧をオンライン測定するために、最近開発されました。このセンサはindium-doped CaZrO3固体電解質電池(4a)をベースとし、溶融スズ中の水素活量あるいは900ºCまでの雰囲気ガス中のH2%を連続的に測定します。Indium-doped CaZrO3電池の内部は既定の水素ガス濃度( たとえば、N2ガス中に1%H2ガス)を含有する参照ガス(ガス導入口1a)でフラッシュしなければなりません。

特に高い水素レベルのティンバスのホットエンド域においては、溶融スズ中に形成される水素ガスの泡はリボンのボトム面に損害を与えるかもしれません。またガラス溶融域における部分的あるいは全面的な酸素-燃料燃焼は明らかに溶融スズ中に水素ガスの泡を形成するでしょう。酸素-燃料燃焼の結果としての燃焼雰囲気ガス中の高い水分レベルは溶融ガラス中の高い水分含有量を招きます。水分はガラスリボンから溶融スズ中へ拡散し、そしてティンバス内における還元状態下でH2ガスとO2ガスに分離するでしょう。その結果、溶融スズ中の高い水素レベルはガラスリボン下で水素ガスの泡を形成することになるでしょう。